新津きよみさんの『意地悪な食卓』(角川ホラー文庫)はブックジャーナリスト・内田剛さんのプッシュをいただき、編集部でもいま、絶賛推しているタイトルです。お蔭様で売れ行き好調ですが、我々としてはもっと読まれていい本だと思っている、すなわち、もっと売りたい ...
第一作『 マジシャン 』、第二作『 イリュージョン 』を経て、『フィナーレ』へ。第一作&第二作に加筆修正を施した二〇一八年の「最終版」(角川文庫)刊行から六年を経て、無印版刊行時から 松 まつ 岡 おか 圭 けい 祐 すけ により三部作となることがアナウンスされていた「マジシャン」シリーズの最終巻がついに、世に送り出された。本作で著者が己に与えた課題は、タイトルからも明らかだ。最高のフィナーレ(幕 ...
倦 う んだ現実から逃れるため、人はときに犯罪という手段を 容易 たやす く選ぶ。 松 まつ 本 もと 清 せい 張 ちよう がミステリを通して描き続けたものとは、突き詰めればそういう表現が出来るのではないだろうか。
時は一九三〇年代、魔都・ 上海 シヤンハイ 。 帝国陸軍の特務機関員、 伊 い 那 な はある命令を受ける。パリで男と駆け落ちし、船で上海へ向かっている侯爵家の令嬢の身柄を確保することと、男が持つ上海にいるフランス特務機関員の名簿を奪うことだった。 そこに一人の男が日本からやってくる。 大 おお 神 がみ 明 あきら と名乗るその男は天皇の護衛を務めているという。天皇の血筋を引く 一 いち 条 じ ...
『手術はすごい』(講談社ブルーバックス)が話題となった現役の外科医・石沢武彰さんの最新作『変革する手術 「神の手」から「無侵襲」へ』(角川新書)が発売となりました。外科医といえば『ブラック・ジャック』のように、メスをきらめかせ鮮やかに腫瘍を取り出し、 ...
歴史時代小説は、現代を映す鏡たり得る。そう思ったのは、いつ頃からだろう。 大 お 佛 さらぎ 次 じ 郎 ろう の『 赤穂浪士 』に登場する虚無的な浪人・ 堀 ほつ 田 た 隼 はや 人 と に、昭和初期の暗い世相を生きる人々の気持ちが込められていたり、 柴 しば 田 た 錬 れん 三 ざぶ 郎 ろう の「 眠 ねむり 狂 きよう 四 し 郎 ろう 」シリーズの主人公の設定に、戦後のある問題が託さ ...
下 しも 村 むら 敦 あつ 史 し の最新作は『全員犯人、だけど被害者、しかも探偵』(幻冬舎・二〇二四年八月刊)。コアなミステリーファンならお察しのように、このタイトル、セバスチアン・ジャプリゾ『シンデレラの 罠 わな 』の有名な 惹 じやつ 句 ...
沖縄を舞台、テーマにした作品はそれなりの数がある。『 風車祭 カジマヤー 』や『 テンペスト 』などの 池 いけ 上 がみ 永 えい 一 いち 作品群、 花 はな 村 むら 萬 まん 月 げつ 『 希望(仮) 』や 桐 きり 野 の 夏 なつ 生 お ...
「文学フリマ」(以下「文フリ」)で注目を集め、エッセイ集『速く、ぐりこ!もっと速く!』で商業出版デビューを果たした早乙女ぐりこさん。一方、こだまさんも「文フリ」で脚光を浴び、私小説『夫のちんぽが入らない』が大ヒット。現在はエッセイを中心に活躍していま ...
第169回直木賞受賞作『木挽町のあだ討ち』(新潮社)の実写映画化で、いま話題の作家・永井紗耶子さん。その最新作『青青といく』は、江戸を舞台に、十六歳の主人公が亡き師の秘められた過去を辿る歴史長編小説です。本記事では2026年2月10日(火)の刊行に先 ...
そのトラブル、最強チームにお任せあれ!新感覚のリーガル・エンタメ第2弾『リーガル・ピース!2 ...
第169回直木賞受賞作『木挽町のあだ討ち』(新潮社)の実写映画化で、いま話題の作家・永井紗耶子さん。その最新作『青青といく』は、江戸を舞台に、十六歳の主人公が亡き師の秘められた過去を辿る歴史長編小説です。本記事では2026年2月10日(火)の刊行に先立ち、作品の冒頭を特別公開! 全3回にわたって大ボリュームでお届けします。亡き師の思いがけない過去、人知れぬ後悔とは。そして、師匠が遺した本当の教えと ...